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たまこラブストーリー感想 日常と非日常

たまこラブストーリーを見てきました。
それなりに期待していた作品ではあったのですが、
予想をはるかに上回る出来だったので感想をば。



たまこラブストーリー
「近くて遠い、ふたりの恋」


タイトルでわかるとおり恋愛映画ですね。

<あらすじ>
進路を決め始める高校三年生の春。
もち蔵は一大決心をし、東京の大学に進学することを決めました。
しかし、それは幼馴染で恋愛対象であるたまこと離れてしまうことを意味していて…。
というわけで、もち蔵がずっと意識していた幼馴染のたまこに告白します。
しかし、たまこはもち蔵の告白に面食らって逃げてしまって……?


はい、このあとは映画館で。
絶対後悔はしない出来になっていますので!
「円盤でいいじゃん」というそこのあなた!
たぶん、この映画は映画館で見たほうが面白い映画ですよ!?(根拠なし)
まあ思いっきりネタバレありの感想なんですけど


紡ぎたい言葉は数多くあるのですが、
あえてこの作品を一言で表すならば、優しい映画といったところでしょうか。
派手だったり難しかったりするような演出も、奇をてらった脚本もないけれど、
とにかく丁寧に話を積み重ねて、それが映画のラストに全て繋がる。
この結果、誰が見ても楽しめる。
そんな映画に仕上がっていたように思います。





この作品の源であるたまこまーけっとは、たまこの周囲の日常を描いた作品でした。
しかし、たまこラブストーリーでは、もち蔵からの告白、
そして、これからの進路とたまこの日常が大きく変わる節目、
つまり、変化を描いています。

告白を受ける、受けないにしても、もち蔵との関係はこれまでとは変わってしまう。
また、周りの友人たちとはそれぞれ進路が異なるため、
これまで通りに楽しく毎日を過ごすことは出来なくなる。
今までの日常が姿形を変えようとしている。

日常から見たことのない非日常へ。
これにより、たまこはこの変化に対して不安を感じ、
もち蔵への返事を躊躇してしまうわけですね。



新しい日常への変化は誰だって嫌がります。
先が見えないことは誰だって辛く感じますから。
未来が見える人間はいませんからね。
そして、今ある心地よい日常が失われることも意味していますから。


しかし、たまこラブストーリーではこんな台詞が出てきます。
「日常は日々変化する。それは少しさびしい。
 しかし、そのさびしさこそが人生を味わい深くする。」

そもそも日常というものは日々、少しずつ変わっていくものであり、
その変化の積み重ねこそが日常ということなのでしょう。


いま現在、自分が過ごしている日常のように、
先の見えない新しい日常も、いずれは未来の日常になる。
そして、周囲の人々が過去に同じように新しい日常へ足を踏み入れたからこそ
現在の自分の日常が存在している。

これがたまこラブストーリーのテーマであり、
たまこがこのことに気付くことこそがこの映画の全てなんですが、
そこに至るまでの過程が、
それはもうたまこまーけっとという世界をフルに活用していて素晴らしい!

少しずつ変わりながらもそこにあり続けた象徴としての商店街。
今もなお、たまこの心に在り続けている母。
周囲の人が変わった結果として、今の自分の日常があるという象徴である父と母の恋愛。
そして、これから変わろうとしているもち蔵や友達との関係。

これらすべてをたまこまーけっとの中で描いていたからこそ、
出来た映画がこのたまこラブストーリーなのです。


たまこまーけっとは、たまこの周囲の日常を描いた作品でした。
しかし、たまこラブストーリーは、たまこの変化を描いた作品です。
正直、対局とも言えるような構成です。
ですが、たまこラブストーリーはたまこまーけっとと同じように日常アニメと言えると思います。
これからの日常のための変化。非日常。
私は日常アニメの極地をこの映画に見たように感じました。

自分を変えようとしている人。
自分を別の環境に送り出さなければいけない人。
たまこラブストーリーはそんな人たちの背中をポンと押してくれる映画だと思います。


演出面などたくさん書きたいことはたくさんあるんですが、
ただでさえ長いのでこのあたりで終わりにしたいと思います。
(もしかしたら演出面の方は別で書くかも…?)
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Author:ゲソリバ
アニメ見てます。
適当に感想をつらつらと。

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